哲学的日常報告

哲学的日常報告#21
記憶の両端

何時何処で

– 乾いた土 –

 

いつ言われたのか

どこで言われたのか

誰に言われたのか

もうすでに記憶は無い

 

深い傷となり

心象にある記憶

 

容姿や声

匂い、色

否定された記憶

 

簡単に壊れる

乾いた土みたいに

すぐに崩れてしまう

 

それが心

 

いつからか

自分は劣等種

その価値観が

住み着いた心

 

この部屋には

誰もいれない

 

誰も知らない

君がそこに住んでる

 

気づいてあげられなくて

ごめん

 

俺は水になりたい

乾いた君を潤す水

 

1秒を積み重ねて

60秒にしようよ

 

60秒を積み重ねて

10分にしようよ

 

10分を6回で

1時間にしようよ

 

ずっと積み重ねて

生きていくこと

それが心

 

乾いたら

水を与えて

割れたら

くっ付ける

 

窓の氷は

溶けては

固まって

明日はまた

違う形になる

 

窓から見える景色は

いつも違っていたから

 

大丈夫

 

だけど

気づいてあげられなくて

ごめん

 

二度と割れないように

それは難しいから

 

また割れても

直せるように

そばにいるよ

 

直そうとする意思

それが大切で

支えになるのは

そういう心の在り方

 

一歩下がって

君を見つけたら

次は、二歩進んで

近くに行くよ

 

毎日同じ

じゃなくていいよ

大丈夫

俺はここにいるよ

 

今日の話はこれでおしまい

窓の氷が溶けたら、僕たちの時間

 

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